損切りと利益確定の兼用テクニック!確定益を守りながら利益を伸ばせ!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

せっかく含み益が乗っていたのに、気づいたら大きく目減りしていたという経験がありませんか?

心理的にもあったはずの利益が無くなるのは大きな苦痛ですよね。

含み益がかなり大きいものであれば、苦痛は何倍にもなってしまうことでしょう。

そこで今回は「利益確定と損切りを兼ねるテクニック」をご紹介しました。

この方法を活用すれば含み益が大きく目減りすることが減るはずです。

含み益が乗っていることが前提ですが、かなり使えるテクニックですのでご参考ください。

    

利益確定と損切りが重複するためには

今回ご紹介する損切りテクニックは大前提として、含み益を持っている状態でなければなりません。

そのためなるべく含み益が生じるようなポイントでエントリーしておくことが重要です。

含み益がないのに利益確定することはできませんので、含み益になることが少ない方はまずそこから試行錯誤してみて下さい。

株価の節目を考え、転換点になるであろう株価がどこなのかがわかってくれば自ずと含み益が増えてくるはずです。

利益確定と損切りを兼ねるテクニックとは

では利益確定と損切りを兼ねるテクニックをご紹介します。

今回ご紹介するテクニックは「損切りラインを株価上昇分だけ上げていく」という方法です。

例えば・・・

損切りと利益確定

図のように、段々と損切り価格を上げていくようなテクニックです。

最初は買い値より下に損切りラインがありますが、株価が上に進むにつれて買い値と同等かそれ以上に損切りラインが上がっています。

つまりこの方法は、損切りラインを同値撤退まで上げていく考え方に利益確定の要素を含めた方法と言えますね。

同値撤退では含み益が残りませんが、損切りラインを含み益が上がるほど(株価が上がるほど)上にズラすことで利益確保できるのがメリットです。

この方法は損切りテクニックではあるものの、利益確定も兼ねるテクニックなのでおすすめできます。

損切りラインを上げる際の注意点

この損切りテクニックは利益が大きく乗っているほど有効なテクニックです。

損切りよりはむしろ利益確定の手助けとして大いに役立ちます。

しかし、初期段階では同値撤退に近いラインに損切り設定をするので・・・

このように、

  1. 浅い押し目で損切りラインに引っかかってしまう
  2. 浅押しから跳ねるパターンでは利益が生まれない可能性あり

という注意点があります。

したがって、そういった状況を避けるためには

  1. 買値から十分に上がってきた地点で開始
  2. 含み益がしっかり乗った状況で損切りラインを株価上昇分だけ上げる
  3. これを繰り返して、段々と取得単価以上に損切りラインを上げていく

といった意識が必要です。

ラインは株価上昇幅と同じだけ上げても良いですし、1割引きくらいで上げていっても良いでしょう。

いずれにせよ含み益がそれなりに乗ってから開始して、

  1. 最初は同値撤退に近い価格に損切りを置く
  2. 一定のルールのもと損切りラインを上げて、利益を伸ばしつつ確定益を確保

という流れが好ましいですね。

自動で損切りと利益確定を兼ねる方法

言い忘れていましたが、この方法は売りの逆指値を活用しています。

売りの逆指値とは、「この株価を下回ったら成行で売ってください」という注文方法です。

売りの逆指値をあらかじめ入れておくことで、自分の意志に関係なく損切りを執行してくれるメリットがあります。

しかし、これは手動で入れておく必要がありますし、逆指値価格もマニュアルで変更しなければなりません。

今回ご紹介した方法もマニュアルで株価を変動させる必要があるのでご注意ください。

もし自動でこの逆指値を動かしたいという場合は「トレーリング注文」を活用する必要があります。

トレーリング注文とは・・・

トレーリング注文

図のように、

  1. あらかじめ高値からいくら下と値幅を設定して逆指値を置く
  2. 高値が更新されるまでは逆指値が固定される
  3. 逆指値に引っかかるまでは一定期間効果が継続される

という特殊な注文方法です。

トレーリング注文の設定項目としては、

  1. 通常の損切り注文は最初いくらにするか
  2. いくらからトレーリング注文を開始するか
  3. 高値からの値幅はいくらにするか

があり、注意点は

  1. 設定期間は30日間まで
  2. 現物売りや信用の返済注文のみ使える

です。通常の損切りに加えて、自動で逆指値を動かしてくれるので非常におすすめできます。

トレーリング注文の活用例

トレーリング注文が有効な例はいくつかありますが、特にブレイクアウト手法と相性が良いです。

例えば、株価が1000円を超えたタイミングで買ったとします。

そこですぐにトレーリング注文を入れて、

  1. 買い値からいくら下までは持つか(通常の損切り)
  2. 高値更新が続いたとき、いくら下がったら撤退するか

ということを設定します。

通常損切りを100円、高値からの値幅も100円とやれば、予想最大損切り値幅が100円のまま高値についていく状況になるわけです。

高値からの値幅を少し狭めれば、ブレイク後の下げの許容範囲が狭まり高値から下げる時のリスクは減ります。

まとめ

いかがでしたか?今回は損切りと利益確定を兼用するテクニックをご紹介しました。

マニュアルで損切り注文を動かせば手間がかかる分、汎用性の高い損切り戦略が可能です。

トレーリング注文で自動化すればヒューマンエラーは無くなり、機械的な損切りや利益確定ができます。

どちらかご自身に合う方法で、上手に損切りと利益確定をしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、トレーリング注文は楽天証券で活用できる注文方法です。

公式ホームページでも解説されていますのでご確認ください。

外部参照リンク:楽天証券

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