どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株式投資の世界ではこの曜日に買うと儲かりやすいといったアノマリーが存在します。
逆にこの曜日は株安になるから気をつけろなんてものもあり、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はエクセルを使用して2017年1月~2020年1月10日までの日経平均株価終値における実績値からアノマリーを検証してみました。
およそ3年ほどのデータから考えたものですが、一般論とは少し違った結果になりましたのでぜひご参考ください。
個人的には勝率よりも上昇幅に目をつけた方が良いのかな?と感じました。
株高になりやすい曜日とは?
まず一般的な曜日アノマリーについてご紹介します。
- 月曜日:週末の悪材料で株安
- 火曜日:月曜の流れを引き継いで株安
- 水曜日:株安からの反発
- 木曜日:反発が継続
- 金曜日:週末に備えた株安
月曜などは一概に言えませんが、金曜に関しては「土日に悪材料が出る可能性を考えて売る」という方も確かにいらっしゃるかもしれませんね。
個人的には金曜だからと売ることはないですが、金曜の引け後に材料を出してくる企業も確かにいると思います。
そして月曜に大きく動く可能性もあるのかなと。
ちなみにTwitter上では上記から少し違った通説もあって、木曜が弱いという意見が散見されます。
2017年以降の曜日傾向
では2017年以降の3年間では実際にどのような傾向があるのか見てみましょう。
今回は2017年大発会から2020年1月10日までの日経平均株価データを使い、
- 合計日数
- 陽線カウント数
- 勝率(陽線率)
- 陽線時の平均上昇幅
を算出しました。
その結果がこちらです。
結論的には
- 勝率だけで言えば木曜が最も低く、火曜が最も高い
- 平均上昇幅では月曜が最も低く、火曜が最も高い
という感じですね。
合計日数についてですが、月曜日は祝日が多い関係で頭一つ分少ない母数になっています。
勝率に関しては木曜が低く、Twitter上でも「魔の木曜日」なんて言われているようです。
ただし、母数が少ない月曜もなかなか結果が悪いので気になるところではありますね。
火曜と金曜は過半数以上が陽線で、特に火曜は平均上昇値幅がぶっちぎりで良いです。
勝率はこれがぶっちぎり曜日とは言えませんが、上昇値幅は火曜に大きな差が出ましたね。
金曜の株安は間違い?
ところで金曜は週末に備えて売られるという話は間違いかもしれません。
金曜の陽線率はそれなりに高いので、むしろ買われている可能性があります。
安寄りして陽線引けという可能性もありますが、私の金曜はそこまで弱くないという感覚は合っていたのかもしれません。
ただし月曜が強いかというとそういうわけではないので、それが良い選択肢かどうかはまた別の話でしょう。
株高は水曜ではなく火曜
株の世界における曜日アノマリーは「魔の〇曜日」なんて表現が多く、株安日に意識が注がれがちです。
しかし、2017年以降に関して言えば「火曜の株高」に目をつけた方が良いのかなと感じました。
過半数以上の勝率を誇り、ぶっちぎりの上昇値幅を持っている曜日だと言えそうなのでこのメリットを使う方向性が良いでしょう。
月曜の株安で買い、火曜の株高で売る
例えば月曜日は陽線が少なく、上昇値幅も小さいです。
したがって月曜の弱さを利用して買って、火曜の強さで勝つという戦法は良いかもしれません。
必ず火曜が上がるわけではないのですが、曜日の傾向的にはこれが良いとは思います。
大型株のデイトレは火曜が最適?
今回使ったデータは日経平均株価なので、大型株のデイトレをするなら火曜が最適ということになるでしょう。
特に構成銘柄かつ値がさ株のデイトレは火曜の好地合いを狙うイメージになってきます。
陽線が多いということは寄りで買って引けで売っても良いわけで、デイトレでも比較的長めの時間軸の可能性もありますよね。
前日のNYダウや先物が良くて、高寄りしたあとの初押し狙いで保有。
そして引けに向けて利食いポイントをじっくりと探す流れなんて良さそうです。
あくまで曜日アノマリー上の話ですが、材料持ちの大型株デイトレは割と良いかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?今回は株と曜日アノマリーを直近3年間のデータから検証してみました。
結果的には火曜が最も強く、月木が弱い印象でしたね。
特に火曜の強さ(上昇値幅)は信頼できそうなので大型株のデイトレをやっている方は覚えておくと良いかもしれません。
株安は月曜にくるのでそれと火曜の株高を併用すれば、短期スイングもやりやすいかも?
曜日アノマリーの使い道を色々と考えてみるのも面白いですね。
関連記事には
- 株の暴落はいつ起きる?直近10年の傾向から考える危険な月とは!?
- 株価は下がる・上がる時間帯がある!特徴を実際のチャートで解説!
- 株のアノマリーとは?月別の中で重要なものを押さえれば安心感が桁違い!
- 日経平均株価はある時間帯に上下する説とそのデイトレ戦略
がありますのでご参考ください。それではまた!