どうも、ひげづら(@higedura24)です。
世の中には「勝負師(しょうぶし)」という言葉があります。
一般的に勝負師とは
- ばくちうち
- 勝ち負けを競うことを職とする人
- 失敗する危険のある物事でも大胆に行える人
外部参照リンク:コトバンク|勝負師
といった意味があるようです。
こう聞くと「なんだか勝負師ってギャンブラーみたいな印象があるなぁ」と感じてしまいますよね。
しかし、私の中では「ギャンブラー」と「勝負師」は少し違います。
こと株式投資においては特にそれが当てはまるでしょう。
今回は
- 勝負師とは何か?
- 勝負師に必要なメンタルとはどんな要素か?
をテーマにお話したいと思います。
普段の記事とは少し違った視点ですが、コラムのような感覚でお読み頂ければ幸いです。
勝負師とは
一般的な勝負師の定義は冒頭で述べたようなものです。
海外ではわかりませんが、要は国内だと「勝負師とはギャンブラーのことだ!」という意味なのでしょう。
しかし、私はそうは思いません。
なぜなら、勝負師とギャンブラーが同義語であるなら誰もが簡単に勝負師になれてしまうからです。
本当の勝負師とは「失敗する可能性(リスク)がある物事でも、理論的に考え抜いて期待値の高そうな方向で勝負できる人」ではないでしょうか?
誰だって大きな勝負をすることは怖いです。
もちろんその勝負を仕掛けること自体に勇気が必要で、一歩踏み出せる人も少ないのかもしれません。
ただ、何の勝算もなく勝負を仕掛けるのは無謀なことだと思いますし、それこそギャンブラーですよね。
勝負師とは日々の努力があってこそで、それを後ろ盾に大きな勝負ができる人だと思います。
勝算は五分以上なんだけどリスクもやっぱりあって、それでも今までの研鑽が自信としてあるからここは勝負に出るぞ!と行動できる人ほどカッコ良く映りませんか?
手当たり次第無謀な勝負を仕掛けるだけの人間とは雲泥の差がありますよね。
勝負師のメンタル面を形成する要素とは
「ひげづらさん、偉そうなこと言ってあなたは人生で大きな勝負をしたことあるのかい?」
と言われそうですので、私の経験談をひとつご紹介します。
もちろんそれで「私は立派な勝負師だっ!」と言うつもりはさらさらありません。
大勝負にまみれた毎日でもないですし、あくまでひとつの経験談として聞いて下さい。
実は私、元々は公務員系のお仕事をしていたんですよ。
- 公務員と聞くと
- 安定している
- ボーナスが多く、昇給も約束されている
- クビになるリスクも少ない
- 人員も足りていてあまり忙しくない
など良いイメージありますよね。
全国各地の公務員系のお仕事がそうだとは思っていませんが、少なくとも私の経験では確かにそうでした。
でもね?こんなこと書いては怒られるかもしれませんが、以前の職場はぬるま湯に浸かりすぎてどうも覇気が無かったんですよ。
詳細を書くことは控えますが、この場所に数十年と居続けたら・・・と思うと「自分の目指している未来像とは違いすぎてモチベーションが保てない」と悩みました。
そこで私は転職を考えるわけです。
安泰な未来ではなくなるかもしれないけど、自分が目指す未来に近い選択肢を選ぼう!と決心しました。
それから1年くらいかけて様々な勉強をして資格をいくつか取って、そして退職。
自分の実力を試せるようなところに就職し直して現在に至ります。
結果的に思っていたような所とは違ってましたが(笑)以前の職場よりやりたいようにできて、断然心の健康が保てています。
言わば、あのときの私にとって「安泰を捨ててまで未来のために転職する」ということが「勝負事」でした。
リスクもあって迷いましたが、最終的に勝負に踏み切るメンタルを得られたのは「転職直前の1年間の努力」だと思っています。
当時の私は「ここまで能力や知識を高めたのだから大丈夫!」と思えたからこそ行動に移せたのであって、そこにギャンブルの意図は微塵もありませんでした。
勝負師の「勝負を支えるメンタル」を形成する要素は日々の努力に尽きるのではないでしょうか。
株式投資における勝負師とは
ここまでのお話は「勝負師とは何か?」を具体例と一緒にお伝えしてきました。
では株を始めとする投資において、勝負師とはどのような人を指すのでしょうか?
正直言ってまだ私にはこの点がわかりません。
ただ、ここまで書いてきたような今までの人生観から考えると
- 実際に投資商品を買う前にしっかりとリサーチや検証を行う
- 期待値が高いと考えた上で、投資商品を買える
という人が勝負師のスタートラインに立てるのかな、とは思います。
また、一度手を出したものにはそれなりの期間をかけて向き合えることも大事ではないでしょうか。
例えば色々と調べた結果、保有することにした株があったとしましょう。
リサーチや今までの知識や経験を基にその銘柄を選んだわけです。
そういった場合は損切りラインを広めに取りながらも、粘り強く保有を続けるべきだと思います。
場合によっては中長期的に戦略的なナンピンを仕掛けますし、いずれにせよ最初のスタンスをそう簡単に変えてはいけないでしょう。
トレードの場合はまた違いますが、株式投資という観点ではしっかりとした下調べを背景にメンタルを構築し、その状態で毅然としたポジションを取ることが吉と出ることも多いです。
最初は苦しくても、粘り強く持ったら数ヶ月後には見違えるほどの株価になったケースが皆さんにもありませんか?
こういった点が中長期勝負の面白い部分であり、あのときの自分は勝負師だったと言える瞬間だと思います。
勝負師と年齢の関係とは
この記事を書いていて思ったのですが、勝負師には年齢の影響があるでしょうね。
例えば私の転職も20代だったからこそできた話なのかもしれません。
もし当時の年齢が40代や50代だったら、もしかすると転職に踏み切れなかった可能性もあります。
どのような事柄で勝負師になるかにもよりますが、年齢との兼ね合いはやっぱりあって、年齢を重ねれば重ねるほどエネルギーが必要でしょう。
20代に大きな方向転換をしておいて良かったのかも?と結果的には考えていますし、今何かで迷っている20代の方がいるのなら「しっかりと準備をして」勝負してほしいなと思います。
誤解のないように言っておきますが、70代だから勝負師になれない・・・なんて言うつもりはありません。
ただ、年齢を重ねるほど
- 持っているモノが大きそう(失うモノも
- それまでの人生で何をしてきたかが問われそう
- その後の人生をやり直す機会は少なそう
とは思いますね。
したがって、より事前の準備がメンタル形成に占めるウェイトは大きくなるでしょう。
将来、自分自身がもう一度勝負師になる時がくるのなら、その時は以前にも増してしっかりと準備をしていきたいです。
また、来たるときに備えて中身のある人生を歩みたいと考えています。
まとめ
いかがでしたか?今回は勝負師とはどのようなものかを考えてみました。
勝負師とはギャンブラーではなく、
- 勝率を上げるための行動によってメンタル形成ができる
- リスクに対して考え抜き、期待値の高そうな方向で勝負ができる
といった人ではないでしょうか。
また、株式投資に置き換えるなら「しっかりとしたリサーチと毅然としたポジション取り」が重要でしょう。
私は自分が勝負師だとは思っていませんが、今までの経験からは上記のことが言えると考えます。
皆さんは人生で大きな勝負をしたことがありますか?Twitterやコメント欄で経験談を教えていただけると嬉しいです。
また、関連記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!