寄り付き前の板の見方

寄付き前の板の見方!気配値で流れを読む方法まとめ!

    

株式市場が寄付き前に出す板の雰囲気はなんとも言えないものがありますよね。

時にはサプライズ的な気配値もあって、これからオープニングベルがなるんだとワクワクしてしまいます。

しかし、一般的に寄付き前の気配値というものはあまり信用ならないという点もあって、特に初心者さんはどういった見方をすれば良いのかわからないでしょう。

そこでこの記事では

  1. 寄付き前の板の特徴
  2. 寄付き前の気配値を見るポイント
  3. 寄り付き前の気配値から儲けるコツ

といった内容を私なりにまとめてみました。

あくまで私見なので必ずしも日々の売買に当てはまるものではありませんがひとつの参考としてみてください。

寄付き前の板にはどんな特徴があるのか

まず寄付き前の板にどのような特徴があるのかをご説明します。

株式市場で注文が約定する方式には複数の種類があって、寄付き前では「板寄せ方式」というものが取られているのはご存じでしょうか。

板寄せ方式とは

  1. 売りと買い注文の全てを板に並べる(板寄せ)
  2. まずは成行注文を全て約定させる
  3. そのあと指値注文を約定させる

といった手順です(参照リンク:楽天証券|板寄せ方式とは)。ちなみに成行注文を全て約定させたあと、指値に関しては最良気配同士を突き合わせて残りの注文数で合致するだけ約定する仕組みですね。

板寄せ方式は寄付き前の始値をつけるタイミングの他にも、特別気配になり寄らずのストップ高・ストップ安になった際の配分方式としても活用されています。

寄付き前の気配値は当てにならない?

板寄せ方式によって株価が決まるのは寄付きのタイミングです。したがってそれまでは出した注文を引っ込めたり追加したりすることができます。

そのため実際に寄付いて株価が出るまでは板に出された注文は見かけ上の数字という可能性があるわけですね。このことから寄付き前の気配値は当てにならないという考え方もあるでしょう。

実際、朝の8時頃に気配値を見ても1時間後の9時には全く状況が変わっているということがしばしばあります。

あんなにギャップアップしていたのに寄りついてみたら前日比マイナスということもあるのでがっかりしてしまいますよね。そういったケースではもしかしたら見せ板といってわざと良い気配値を見せて注文を集めていた人がいたのかもしれません(これはやってはいけないことですが)。

ただ、後述するように銘柄単体の気配値を見るのではなく銘柄群としてチェックしていくことは有用な考え方のひとつだとは思います。

また、8時頃の気配値だけ見るのではなく寄付き15分前くらいから小まめに確認しておくことも良いでしょう。そして実際に注文する際には指値意識をしっかりと持っておけば事故も減るはずです。

寄付き前気配値の見方

寄付き前の板にどのような特徴があるのかわかったところで、より具体的な気配値の見方を述べていきます。

成行注文の大きさと指値密度

寄り付き前の板の基本的な見方

まず基本的な見方としては図の赤枠部分から

  1. 売りと買いでそれぞれ成行注文がどれくらいあるのか
  2. 売りと買いの成行注文の比率はどれくらいか

といった点を考えます。板寄せ方式ではまず成行注文が全て約定させられるので、例えば時系列で観察したときに買いの成行ばかり増えていくようなら強い寄付きになる可能性を考えるといった具合ですね。

また、その成行注文がどのあたりの価格帯で約定するのかという情報は黄色枠で囲った指値の最良気配から読み取れます。

指値注文を見る際には最良気配の周辺にどれくらい注文が密集しているかもチェックして、高く寄りついてもすぐギャップダウンしそうかなども考えましょう。仮にギャップアップ気配だとしても板がスカスカだと見せかけかもしれませんからね。

特別気配値になっている銘柄にどんなものがあるか

短期売買をよくやる方の場合、エッジの効いた板を探すというケースも多いです。そういった意味では特別気配値の銘柄を調べることも有用でしょう。

特別気配値とは売りか買いどちらか一方に注文が集中してしまっている状況のことで、買いに偏れば「特買い」で売りに偏れば「特売り」と呼ばれます。

これらは寄付き前気配値ランキングや特別気配情報というものをチェックすればわかるので覚えておきましょう。

寄付き前気配値ランキングは証券会社のアプリ内でも参照できて・・・

寄り付き前気配値ランキング

このように市場別にランキングされていますのでチェックしてみてください。

特別気配値を見る際に考えたいのはやはりその理由です。どういった材料が出たことでどういった需要が生まれているのかを考えて当日もしくは翌日以降にわたって売買ができます。

ただ、理想的には当日に知るのではなく寄付き前の段階から予習を行い、あらかじめ板に需要が表れている理由を知った上で売買をしていった方が良いですよね。

前日に総合情報サイト・新聞・前日PTSランキングなどで予習をしてから当日寄付き前の気配値を見ると面白さも変わってくるでしょう。

時間に余裕があるという場合は上記の媒体を確認しつつ、Twitterやyahoo掲示板などでも投資家のマインドを確認しておくと雰囲気が掴みやすいです。

いずれの場合も検索窓に個別銘柄名を入れてあげればざっくりと調べることができますよ。

業種およびテーマ別の雰囲気

特別気配値やそうならないまでも特徴的な板となっている銘柄を見つけた場合、その銘柄がどのセクターやテーマに所属しているのかをチェックしましょう。

調べ方としては・・・

特別気配値のセクターを確認

このように証券会社のアプリ内にある個別銘柄ページの四季報欄に書いてありますのでここを参照してください。

セクターなどの情報を掴んだら、同じセクターやテーマ内の他銘柄も似通った気配値になっているかチェックします。テーマ別の銘柄群はご自身であらかじめ作っておく必要がありますが、セクター内の銘柄をざーっと調べるのであれば検索機能の「業種別検索」を行えば大丈夫です。

仮に銘柄群全体の雰囲気が良い(もしくは悪い)といった場合にはその背景にどんな要因があるか検索してください。

ちなみに実際にあった例としては

  1. 米国空運セクターに良い思惑が出たことで国内の空運セクター全体が上昇した
  2. 不動産ブームによって不動産セクター全体の調子が良くなった
  3. 総理大臣の会見で新しい国策への思惑が発生し、関連するテーマに資金流入が起きた
  4. 携帯大手キャリアの値下げ要求によって関連銘柄が下がった
  5. 世界情勢が悪くなったことで内需関連セクターが買われた

といったものがあります。

個別銘柄の気配値ひとつだけを考えると信憑性が低いかもしれませんが、銘柄群全体でどうなっているかチェックしていくと見えてくるものがあるでしょう。

前営業日に需要があった銘柄の雰囲気

直近で大きく動いた銘柄をリストに入れておくという方も多いかと思いますが、そういった需要が増している銘柄の寄付き前気配値を小まめにチェックすることも大事ですよね。

何日間も連騰している銘柄があれば当日もその流れが続きそうか気になりますし、大きく続落している銘柄がそろそろ反転上昇するのかもチェックしておきたいでしょう。

また、連続ストップ高銘柄であれば値幅拡大の流れが濃厚なのか気になります。こういったことは次に述べるポイントにもつながってきますので寄付き前の動向を知っておきたいところです。

連騰中の銘柄に関連する銘柄に資金は流れていないか

あっという間に急騰した株は魅力的ですが、あまりに上がりすぎた銘柄は尻込みされて突然売られてしまうことがあります。そういった場合、急騰理由に関連する別の銘柄が買われることがあるので

  1. 直近の話題銘柄の寄付き前気配を見る
  2. 雰囲気が良くないことを知る
  3. その他の関連銘柄の寄付き前気配値を見る

という流れも知っておきたいです。

まぁ関連銘柄を見るという作業は急騰中でも急騰後でも大事であって、例えば

  1. 子会社が連騰しているので親会社も見てみる
  2. 同業他社や資本業務提携先などを見てみる
  3. 自動車メーカーが好調なのでそのサプライヤーを見てみる

など色々なケースが考えられるでしょう。

寄付き前の気配値で儲けるコツとは

ここまで述べてきた内容を見ていただくとわかりますが、寄付き前の板状況を見たら考えを広げて関連情報を辿っていくということが見方を考える上でのポイントではないでしょうか。

また、例えば特別気配値というのはかなり目立った情報なので人目に触れる機会が多いです。

したがって見方のひとつのポイントではあるのですが、それよりは特別気配値にならないまでも日々じわじわ流れがきている銘柄に着目したいと考えてはいます。

そのためには直近で需要が増している銘柄群をしっかりリスト化した上で、それを寄付き前に欠かさずチェックしていくという作業が求められるわけです。

例えばある銘柄Aは毎日のように寄付きが前日比微プラスを維持していて大引けも陽線となることが多いのであれば、その銘柄Aを寄付きで買って放置しておけば良いでしょう。

人目に触れない目立たない上昇ではありますが、寄付き前の情報から手堅く儲けられる可能性が高いので狙い目です。

ランキングから簡単にたどり着くのも良いですが、自分なりの固定リスト内もしっかり監視したいですね。

まとめ

今回は寄付き前の板の見方について述べました。成行や指値の注文状況はもちろん、目立った銘柄があれば考えを広げて関連銘柄までチェックしていくことが大きなポイントです。

そのためにはセクターやテーマなどで銘柄群を考えることに加えて大株主情報や材料などを確認しなければなりません。

寄付き前の目立った気配値はランキングなどを活用しても知ることができますので、まずはそういったものから試してみてはいかがでしょうか。

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