「ブログ全体でひとつの教科書」というコンセプトのもと、初歩から応用まで株式投資に必要な知識を記事にしていきます。

歩み値と成り行き注文!見分け方や出やすい場面を解説!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

株式投資の注文方法には成り行き注文といって、「その時の最良価格で約定させる」というものがあります。

一方で株式投資には「歩み値」というツールがあり、売りと買いがどの価格でどれくらい注文して、どんな早さだったのかがわかります。

歩み値や株の注文方法の種類に関しては

  1. 歩み値の見方や読み方のテンプレ!チャートで実例解説もしていますよ!
  2. 株における注文方法の種類をカテゴリー別にまとめて解説!

をご参考ください。

今回はそんな歩み値と成り行き注文に関するお話です。

成り行き注文が相場を動かす

成り行き注文の良い所は

  1. 出せばすぐに約定する
  2. 価格を気にしないのであれば、まとまった数量がすぐに保有できる

という点です。

すなわち、指値注文といって「任意価格で約定させたい」という意図がある注文と比べるとスピード感がある方法ですね。

デイトレであれば値動きが速い銘柄で活用したり、スイングでも寄成や引け成りを入れておくような活用が出来ます。

しかし、今回の「歩み値」との関係で考えたときに重要なのは「板にある大きな注文を食べる」という活用方法ではないでしょうか。

見せ板と株!機関投資家の思惑通りに動いてませんか?」の記事でも言いましたが、機関投資家は最終的な仕上げとして成り行き注文で蓋(板に置かれた厚い注文)を食い破ります。

見せ板をすることで自分が持って行きたい方向に注文を集め、自分の見せ板を消した上でその集まった注文を全て反対売買するわけですね。

板が厚い方向へ進みやすいというのもこういった背景からくる考えであり、そのスタートダッシュは成り行き注文から始まると考えます。

歩み値に成り行き注文が出やすい場面とは

先ほどの話をふまえながら「歩み値に成り行き注文が出やすい場面」を考えてみます。

ここで言う成り行き注文とは個人投資家がちょこちょこ出す1単元や数単元のものではありません。

板を動かすような、その後の日足にも影響してきそうな機関投資家の成り行き注文ですね。

今回は歩み値に関連させたいので、すなわち厚い板を食べるような大きな成り行き注文。

そう考えると、成り行き注文が出やすい場面とは「板が厚くなりやすい価格」です。つまり、

  1. 分足や日足の安値高値
  2. 株価の強い節目となる価格
  3. 時価総額の桁変え価格
  4. トレンドラインなどテクニカルで導かれる価格

などが該当してくるでしょう。

例えば、日足高値ではそれを目安に利益確定する投資家が多いと予想できますよね。

それらの売り以上の買いを集めて突破するためには、日足高値付近で売りを集めて「一気に成り行き注文で突破する」というような流れがあってもおかしくはないと感じます。

同様に、時価総額の桁替えが行われるような価格では「企業価値と乖離しているかどうか」という考えで売り買いが錯綜しそうです。

トレンドラインや移動平均線も同様に、活用している投資家が多ければ多いほど板付きに影響が出るのではないでしょうか。

逆説的ではありますが、「成り行き注文はどこで出るのか」という考えから「板が厚くなりやすい場面はどこか」を意識するとチャートと歩み値、板の相関に気づきやすいと感じます。




歩み値で成り行き注文を見分けられるか

では実際に板が厚くなって、それが歩み値に約定注文として計上された場合に「成り行き注文かどうか」を見分けることは可能でしょうか?

残念ながら、厳密に言えばそれは不可能でしょう。

ただし、ここまでの話を基盤に「成り行き注文だったのだろう」と推測することはできそうです。

成り行き注文は

  1. そのスピード感から歩み値が進む速度を早める
  2. 値動き(板)の転換点で出やすい

といった特徴からある程度その雰囲気を掴めると感じます。

  1. 成り行き注文の特徴を考察する
  2. 成り行き注文だと推測した歩み値の「手前の歩み値」を考察する

という過程で見聞を深めることができるのではないでしょうか。

歩み値と成り行き注文の割合

ここまでの歩み値と成り行き注文のお話はあくまで局所的な考え方です。

これを例えば日足ローソク足1本という中での考え方に広げてみたら、「歩み値と成り行き注文」にどんな関係性が浮かんでくるでしょうか?

ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、株式投資の世界には「ティック数」という指標があります。

日足のティック数を簡単に言えば「1日に何回約定したか」を教えてくれるものです。

ここからわかることは「同じ出来高でも、ティック数の大小によって内包された注文の大きさが変わってくる」という点ですね。

例えば直近25日間における平均出来高が100万株とします。

ある日、その3倍の300万株という出来高をつけた「長い下ひげのローソク足」が発生しました。

この時のティック数が

  1. 1万回の場合:300万 ÷ 1万 = 300株が1回あたりの約定サイズ
  2. 3万回の場合:300万 ÷ 3万 = 100株が1回あたりの約定サイズ

となります。

同じ出来高でも、何回の約定でその出来高となったかで平均約定サイズは変わっていますよね。

ティック数が小さくて出来高が大きければ、それだけ大口注文が入った可能性は高まるわけです。

すなわち、同じ長い下ひげでも「多くの大口注文で形成されたのかどうか」がわかる可能性も出てきます。

さらに当日中の歩み値を見てあげれば

  1. 大口注文の際にアップティックとダウンティックどちらが多そうか
  2. 細かい小口約定はどれくらいあったのか

という要素が見えてきそうではありませんか?

歩み値の感じ方は非常に主観的で妄想の域を出ない話ですが、本気の銘柄に対して大口に買われている徴候が続くか見るのもひとつの考え方でしょう。




まとめ

いかがでしたか?今回は歩み値と成り行き注文に関するお話をしました。

あくまで可能性であり、正解かはわかりません。しかし、

  1. 成り行き注文が大きな値動きを起こす
  2. 成り行き注文が歩み値に出てくる場面は考察できそう
  3. ティック数と値を動かす成り行き注文の割合

は意識してみると良いでしょう。

成り行き注文が出やすい場面を考える上で役立つ関連記事には

  1. 安値高値は株やFXにおいて超重要概念であることをチャート解説!
  2. 株とトレンドライン!引き方のコツを教えるから適当に引くのはやめましょう。
  3. 時価総額目安と理論株価!ストップ高を絡めつつ詳しく解説!

がありますのでご参考下さい。それではまた!

    
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