増配は配当性向で見抜ける!?増配銘柄を先回りする方法を紹介!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

みなさんは配当性向という言葉をご存知ですか?

配当性向とは企業が出した利益のうちどのくらいを配当に回すのかという指標です。

配当性向を開示していない企業もありますが、最近では配当性向を明示する企業も増えてきました。

今回はそんな配当性向を活用して増配を見抜く方法をご紹介します。

高配当株狙いでも中期スイングでも活用できる考え方です。

    

配当性向の出し方は1株配当を1株益で割るだけ

まず配当性向の出し方から説明します。

配当性向とは利益のうちどれくらいを配当に回すのかを考えるので、単純に

  • 配当性向(%)=1株配当÷1株益×100

で出せます。例えば配当が30円で、1株利益が100円なら

配当性向=30÷100×100=30%

という感じですね。

企業が明確に配当性向を提示している場合は求める必要はありませんが、もし出ていない場合はこんな感じで過去の業績や実績から求める必要があります。

だいたいこの企業はこのくらいで安定しているのか、とわかるケースなら今期以降もそのくらいの配当性向になりそうだと考えられるわけですね。

とにかくここで安定した配当性向が確認できなければ予想することはできません。

配当性向を確認したら業績予想と進捗具合を確認

配当性向がなんとなくでもわかったら今度は業績予想を見てみましょう。

配当は税引き後の純利益から捻出されるものなので、予想純利益を確認していきます。

同時に配当予想も確認して、どれくらいの配当性向になっているか見ておきましょう。

おそらく、配当性向が安定している企業であればこの予想配当もだいたい同じくらいの水準で出ていると考えられますよね。そのためにまず配当性向を調べているわけですし。

予想業績が確認できたら次に進捗状況を確認します。

どのクォーターまで進んでいるか、どのクォーターで進捗が進みやすいかなどにもよりますが、

  1. 第1Qの時点でかなり良い滑り出しを切っている
  2. 中間決算で進捗50%を大きく超えている
  3. 第3Qかつ良い進捗にも関わらず増配や上方修正が出ていない

といった場合はチャンスの可能性があります。

あらかじめ出しておいた配当性向で増配になるか逆算する

進捗が良くて当初の予想よりも大きく上振れそうだと考えたら。最初に出した配当性向と修正1株益で1株配当を逆算してみましょう。

その結果1株配当が大きく伸びていれば増配材料が出てくる可能性が高い銘柄だと考えられます。

例えば、第1Qで良い滑り出しの場合は、市場の物色対象となりやすいですが必ず押し目がきます。

企業の予想業績は控え目に発表されていることも多いのでコンセンサスとの乖離も注意しなくてはなりませんが、押し目を拾っておくと次の決算で増配材料が出たり四季報で増配予想など出してくれることもあります。

業績上振れはどうやって予想するのか

業績がどのくらい上振れるのかは誰にもわかりませんのでざっくりとで良いでしょう。例えば、

  1. 第1Qの時点で35%も進捗があり、四半期ごとに利益が積み重なっていくタイプの企業
  2. 進捗が良く、過去の業績推移からも伸び率がどんどん上昇している企業
  3. まだ材料が出ていなくて株探などで業績上振れ銘柄として特集されている企業

など色々なパターンがあります。

決算で進捗が良いとわかったり、株探などで特集されれば必ず物色する人がいます。それは当たり前なので、そこからの押し目を狙うと良いでしょう。

良い決算が出ても、時間が経過するとなぜか市場から忘れられて株価が下がることも多いんですよね。

そういった好材料が出そうな銘柄の押し目を拾っていくことが中期的な利益につながることも多いですよ。

まとめ

いかがでしたか?配当性向を明示したり、安定した配当を出している企業の場合は業績の進捗具合によって増配予想が立てやすい傾向があります。

進捗が良くて配当が安定しているものはマークしておき、期待値が高いものは押し目を拾っておきましょう。

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