どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株をやっていると「あ!この株今すぐにでも欲しい!」と感じることはあります。
しかし、そんな時にこそ思い出して欲しい株の格言が「買いは三日待て」というものです。
これはいわゆる株の衝動買いに対して注意喚起してくれた格言で、素直に従うべきだと感じます。
この記事では
- 「買いは三日待て」の意味合い
- 株の衝動買いがなぜいけないのか
- 衝動買いをしてしまうケース
などについて述べました。
多くの方が衝動買いをして失敗した経験をお持ちだと思うので、ぜひご参考下さい。
「買いは三日待て」は株の衝動買いを戒める格言
「買いは三日待て」という格言は、その言葉通り「株を買う前に一呼吸置いてから実行しましょう」という意味です。
現代においてはスマホ1台と無料口座さえあれば、誰でも簡単に株が買えてしまいます。
買う作業としても
- 買いたい銘柄を選択
- 売買ボタンを押す
という非常に簡易的なものですから、色々な意味で敷居が低い時代になっていますよね。
スマホはいわばあなただけの世界であって、良くも悪くも自分が「あぁ買いたいな」と思えばほんの一瞬で株を買えてしまうわけです。
その株が何ヶ月も前から狙っていた本当に欲しい株なら良いのですが、その日に突然欲しくなった株であれば非常に危険でしょう。
そういった株の衝動買いは得てして失敗するもので、
- その日のうちに大きな含み損となった
- 結果的に大損失を招いた
というケースはあるあるネタです。
買いは三日待てという格言は株の衝動買いに対して注意喚起していて、個人的には
- 株を買う理由を明確にしましょう
- 買う前には一呼吸置いて、理由をしっかり思い出しましょう
ということを教えてくれているのだと考えています。
買いたい銘柄はリスト化しておくこと
私が心がけているのは、株を買う前には必ずリスト化しておくということです。
これも現代ならではのお話なのですが、
- いつでもどこでも銘柄情報が手に入る
- 朝から晩まで新しい情報が入れ替わり、銘柄選びに困らない
という状況が当たり前ですので、まずはリスト化して深掘りするという作業が大切かなと思います。
例えば日経新聞や総合情報サイトでは一部無料で情報が手に入りますよね。
そういった情報は誰でも知っている情報ですし、何より「過去に出したものを再掲しているだけ」というパターンが少なからずあるわけです。
既出ネタというものは株価推進力が弱いので、
- 実際にはそこまで株価が上がらない
- 上がってもすぐに失速した
というケースが多いでしょう。
そういった弱い材料に対して本気で買い向かったりするのは非常に愚かですから、
- まずは既出ネタかどうか調べる
- 新規ネタとしても先出ししている情報源があるのか
- どれくらい周知されていそうか
といった部分まで考えたいものです。
この工程を思い出させてくれるのが「欲しい銘柄をリスト化する」というシンプルな工夫と言えます。
買いは三日待てという格言通りに三日置く必要はありませんが、分析する時間を作る意識を持つようにしましょう。
株の衝動買いでよくあるケースと実例
ではここで株を衝動買いしてしまうケースとしてよくあるものを実例でご紹介します。
やはり衝動買いをしてしまうケースとして多いのは、「インパクトのある材料に飛びつき買いをしてしまう」というものです。
多くの場合は新興株で起きるかと思いますが、時に中大型株でも同じようなことが起きます。
例えば、過去には「ZホールディングスとLINEが統合される」なんてニュースがありました。
Zホールディングスの日足を見てみると・・・
このように大きく跳ね上がっていて、当日は買い板に注文が殺到して特買い状態かつストップ高まで上昇する騒ぎになったわけです。
おそらくこの買い注文の中には「この一大ニュースに乗らない手はない!」と考えた個人投資家が少なからず混じっていると思います。
こういう投資家は
- 何の考えもなければ秩序もない
- ただ買いたいだけで集まっている
という人達ですから、烏合の衆と言えるでしょう。
確かにこの統合によってキャッシュレス決済戦争に終止符が打たれるなどと言われましたが、
- 実際にそうなるかはわからない
- キャッシュレス決済事業がそこまで利益率が高いものなのか
という考えもあります。
何より当日の寄付きは烏合の衆のおかげでこれほどギャップアップしているわけですから、そこに仲間入りするよりは少し様子を見たいところですよね。
実際に「買いは三日待て」の格言通り待っていれば・・・
このように数週間の調整を経てから上昇する流れになっています。
これは結果論ではありますが、株の世界ではこういった「もう少し待てばもっと良いタイミングがあったのに」というパターンが本当に多いです。
また、リスク管理の面でも大幅にギャップアップしている銘柄に飛びつき買いするのはあまり良いことではないでしょう。
株の衝動買いはなるべく避けるように心がけ、
- まずは材料の中身を自分なりに調べること
- その上でなるべく安いタイミングで買うこと
が大事ですね。
ちなみに「買いは三日待て」の格言はザラ場でも言えることです。
兼業投資家さんの多くは寄付きで買いを入れることが多いかと思いますが、
- 休憩時間に材料をたまたま見た
- 平日休みだったのでザラ場を見ていた
というケースでは普段と違ったタイミングで買うこともあるでしょう。
普段の注文タイミングと違った時間帯に買いを入れるのは心情的に大きく異なりますし、場合によっては変に大きな気持ちになることもありますよね。
また、朝一や後場の寄付き直後など時間帯によっては大きく値が動きやすいので、そういった知識もなくザラ場で衝動買いすることは危険です。
特にZホールディングスのような飛びつき買いが誘われている例では、ザラ場の値動きが尋常ではない早さになります。
板が絶えずチカチカとフラッシュしていて、反射神経でなんとかなるような状況ではありません。
焦って衝動買いする際は成行注文が多そうですが、こういった状況ではどこで約定するかわからないリスクがあるわけです。
板が絶えずフラッシュしているような状況を見たことがない方は、ぜひその状況を一度ご覧になってみて下さい。
その上でザラ場で板も見ずに衝動買いする怖さを再考してみてはいかがでしょうか。
株を買う時は指値をしよう
株の衝動買いをさけるためにはリスト化して一呼吸置くことが大切ですが、分析した結果として買いたいのであれば買っても良いです。
ただし、その際にも成行買いはなるべく避けて指値買いをするようにしましょう。
指値買いをするためには「どこで指値するか」を考えなければなりませんから、必然的にこれまでの値動きを考慮することになります。
自分がどの辺りの価格で保有したいのかを考えるきっかけになりますので、買いたい株には指値をするようにして下さい。
そうすれば自然と飛びつき買いも防げますし、無理をして成行買いをしてしまうことも無くなりますよ。
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まとめ
いかがでしたか?今回は「買いは三日待て」という格言をご紹介し、飛びつき買いでよくあるパターンを述べました。
多くの個人投資家が話題にしている銘柄ほど魅力的に感じてしまいがちですが、買うタイミングはしっかりと考えてから実行した方が良いと思います。
株式投資では「もう少し待てば良かった」というケースが本当に多いですし、特にザラ場買いでは値動きをよく見た方が良いでしょう。
衝動買いしそうな時は「買いは三日待て」の格言を思い出し、後悔しないように考えてから買うようにして下さいね。
関連記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!