どうも、ひげづら(@higedura24)です。
株の世界には「ホールド」という言葉があります。
ホールドとは簡単に言えば「株を売らずに中長期的に保有し続けること」です。
よく「この株はガチホする!」なんて表現されているのを聞きますが、あれは
- ガチで(本気で)ホールドする
- がっちりホールドする
の略だと思います。
この記事ではそんな「株をホールドする」という行動について書きました。
個人的には効果的なホールドと、リスクの大きいホールドがあると思っています。
そのあたりを株初心者さんにもわかりやすくご説明していきますので、ぜひご参考下さい。
株のバイ・アンド・ホールドとは
冒頭でも述べましたが、「株をホールドする」とは売らずに持ち続けることを言います。
特に長期保有を前提とした場合には「バイ・アンド・ホールド」という名称で知られていますね。
外部参照リンク:SMBC日興證券|バイ・アンド・ホールド
短期をデイトレやスイングなんて言いますが、中長期保有を横文字でバイ・アンド・ホールドと呼ぶ方もいるようです。
バイ・アンド・ホールドに代表されるように株を長期でホールドするためには、いくつか前提条件が揃っていなければなりません。
それは
- 株をホールドする明確な理由があるか
- チャートの安値圏で保有できているか
- 含み益を持った状態でホールドできているか
の3点です。
私が株初心者だった頃はこのことに気づけず、何度か持ち株をホールドして痛い目に遭いました。
持ち株をホールドするメリット
持ち株をホールドする最大のメリットは「利益が伸びること」です。
広義的には配当や優待がもらえることも入ってくるでしょうが、それらも最終的には「利益をなるべく多く得る」の一言に集約されるわけですね。
したがって、持ち株をホールドするメリットはこれ以外に見当たりません。
そのためには先ほど述べた3つの条件が非常に大事であり、
- 明確な理由があれば、背景的な株価上昇要因
- 安値圏で持てれば含み損になりづらく、下値も限定的
- 含み益があれば精神的にも楽で、利益を伸ばすという本質に合致している
ということが言えるのではないでしょうか。
もしこれを守らず、含み損を引っ張っているのはホールドではなく「塩漬け株」と呼ばれる類のお話です。
塩漬け株をホールドしても利益を得るどころかお金が減るだけですね。
良いことはないので、ホールドの概念とは一線を画した意識改革をした方が良いでしょう。
ちなみに、上記の3条件の中で特に重要なのは、「株をホールドする明確な理由があるか」だと思います。
いわゆるカタリストというやつですね。
カタリストの例としては、
- これからこういった理由で円安に傾いていくはずだ
- 円安になればこの銘柄の株価上昇要因となるだろう
- だから円安が一服するまではホールドしよう
といった流れが挙げられます。
この例が正しいかどうかは問題ではなく、要するにホールドする前提として「株価上昇要因が明確にあるか」が大事です。
含み益も無ければ株価上昇要因もない持ち株をホールドするのはおすすめできません。
また、例題では市況に関する内容を挙げましたが、なるべく個別要因に絡んだ方が良いのかな?とも思います。
持ち株のホールドと相対安値
このブログでも何度か述べていますが、株を買うタイミングは安値圏であるに越したことはないです。
初心者さんの場合はどこが安値圏かわからないかと思いますので、上昇トレンドに移行したあとの押し目を狙う戦略も大いにありだとは思います。
ただ、持ち株を安心してホールドしたいのであれば相対安値圏で買っておくのがベターでしょう。
例えば・・・
こんなチャートがあったとします。
これを見る限り安値圏はほぼほぼ明確で、大体赤線付近で買っておけば安心できそうです。
加えて、この銘柄に直近で話題となっているテーマ性が背景にあれば、
- この底練り期間の安値圏で買う
- 底練りが終わるまでは持ち株としてホールド
- 底練りを上抜けて上昇トレンドになれば適度に利食いを入れながら放置
- もし底練りの上抜けに失敗したら損切り
といった戦略が取りやすいですよね。
株をホールドする際にチャートとカタリストどちらを優先して考えるのかは難しいところですが、頭の中では
- 枠組み:チャート形状はアキュミレーションと呼ばれる買集め傾向で期待値が高い
- 取得単価の優位性:安値圏での保有
- トレードのゴール:カタリストによる株価上昇
ということを意識するわけです。
持ち株のホールドとカタリスト
株をホールドする際、一番不安になるのはカタリストの信憑性です。
チャートはただのグラフのようなものと考えれば、非常に明確で再現性を高めやすいものだと思います。
しかし、株価を持ち上げてくれる思惑や材料は不安定です。
企業が「今期は○○事業が好調なので、売上高は期待できます!」と言っても本当にそうなるかはわからないわけですよ。
一過性に株価は上がるかもしれませんが、信憑性が低かったりまだ実現されていないものは持続性に乏しいでしょう。
それよりは
- 社会問題として業界全体で解決させようと頑張っているもの
- 国策としてほぼやらざるを得ないもの
など持続性の高そうなカタリストに関連する株をホールドするべきだと思います。
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持ち株をホールドする期間は決めるべきか
個人的にはこの株は何ヶ月ホールドすると無理に決めなくても良いと考えます。
ただし、「狙っている思惑が次の決算で出てきそう」といった考えがあれば別です。
持ち株をホールドする考えに「次の決算」という区切りがあれば、そこをホールド期間の目安とできそうですよね。
もし市場全体として同じ意向であれば、そこに向けて株価は上がっていくと思います。
決算で実際に発表された場合、
- 出尽くしで下がる
- 事実になったことで株価が一段高
となるかもしれませんし、発表されずに失望売りが出るかはその時でないとわかりません。
決算発表を跨ぐリスクを取るかどうかはご自身の判断次第ですね。
ちなみに、期間を決めないにせよホールドする持ち株は現物であるべきでしょう。
どんな事態になるかわかりませんし、そもそも信用買いで長くホールドするのは金利が勿体ないです。
安値圏で取得した株は現物にして、上昇後に取得した株は回転玉として信用買いするのも良いでしょう。
ホルダー全体に
- 安値はがっちりホールド
- 高値は信用買いで回転して商いを膨らませる
といった傾向があるほど、需給が整って大相場になりやすいのではないでしょうか。
私は含み益が増えるようならなるべく長く現物をホールドして、チャートが弱くなったら売っています。
まとめ
いかがでしたか?今回は「持ち株のホールド」についてお話しました。
持ち株をホールドするためには
- 株をホールドする明確な理由があるか
- チャートの安値圏で保有できているか
- 含み益を持った状態でホールドできているか
といった前提条件があり、それは利益を伸ばすために必要なことです。
塩漬けとは含み益やそれが伸びていく根拠があるかが大きな違いと言えるでしょう。
くれぐれも利益が伸びるような株をホールドして下さいね。
関連記事には
がありますのでご参考ください。それではまた!