株で儲かる確率はあなたの性格次第!?どんな相場でも負けてしまう人はいます。

    

株で儲かりたいと考える人は多いですが、個人投資家の多くは儲からないと言われています。儲からないという人の割合は実に8割を超え、情報媒体によっては9割超えという話もあるくらいです。

個人的な考えですが、株で儲かる確率が高い人はそもそも限られているのではないかと思うんですよ。その根拠は「株で儲かる確率は向いている性格を持っているかどうかに左右されるから」というもの。この記事では

  1. なぜ儲かるかどうかに性格が関係するのか
  2. 儲かる確率が高い性格はどのようなものか

という点について意見を述べました。周りを見ていてもあながち間違ってはいないと感じますので、ぜひご参考ください。

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株で儲かる確率は性格に左右される

株式市場はあなたが泣いても笑ってもザラ場が始まれば動き始めます。

平日であれば9時から15時まで、この決まった時間帯は株価が動く仕組みですね。

これが一週間、1か月、そして1年と繰り返されていきます。

1年終わればまた次の1年が始まり、こういった価格変動は米相場の時代から続いているわけです。

ここで重要なことは

  1. 上げ相場が続いた年もあれば、下げ相場が続いた年もある
  2. どんな年であろうと大きく儲からない人の割合が圧倒的に多い

ということではないでしょうか。

例えばこちらをご覧ください。

株で儲かる確率と日経平均

これは2012年~2015年における日経平均株価の推移を表したチャートです。

見てわかるようにおよそ3年は株価が上がり続け、実に2.5倍になったわけですね。

これだけ株価が上がれば株式投資をやっている100人全員が儲かるはず、つまりこの時期に始めていれば株で儲かる確率は100%だ!・・・と思いますよね。

ところがそうならないところが株式市場の面白いところです。

例えば、この期間内に「この株は絶対上がるから目いっぱい買っておいて!」と言われた株で大損した人もいるでしょう。

また、「株価の上げは買いで取って、下げは空売りで取ってやる!」と意気込んでどちらも失敗して往復ビンタをくらった人もいるでしょうね。

どんな地合いであろうと騙されたり下手な戦略で失敗する人はいるものです。

地合いが良い時に100%儲かるかというとそうではなく、

  1. 他人に頼って売買判断をしてしまう
  2. 人よりも何倍も儲けようと空回りしてしまう

といった性格を持つ投資家は失敗しやすいでしょう。

地合いが良くても持ち続けなければ意味がない

地合いが良い期間で顕著に出る差には「長期保有したかどうか」という点も挙げられます。

せっかくこれだけ日経平均株価が上げ続けても

  1. 短期売買しかしない人
  2. 長期売買でも「含み益が減るのは嫌だから」と早売りする人

は一定数いて、そういったケースは利益を伸ばせないということです。

この売り時という要素は個人の性格が大きく関わるところで、アベノミクスで大きく儲かったという方はしっかりとホールドできていた方だと思います。

よくリーマンショックを経験していない人はアベノミクスで儲けただけと言われますが、果たして本当にそれだけでしょうか。

同じアベノミクス相場を経験しても

  1. 全く儲からなかった人
  2. 資産が何倍にも増えた人

がいるわけで、資産が爆発的に増えた人は利益確定を我慢できた人です。

これは2016年11月前後~2018年1月頃まで続いたトランプ相場も同様ではないですか?

あれだけ軒並み株価が上昇したのに負け越した人がいて、どの銘柄を売買してどんなやり方だったのか聞くと

  1. 名前もあまり聞いたことのないような銘柄
  2. 仕手戦で個人が焼き尽くされる銘柄
  3. 損したら次の銘柄に移って同じことの繰り返し

という感じでした。

地合いだけ考えれば儲かる確率は高いはずなのに、やり方次第で帳消しにされてしまうんだなとすごく勉強になったことを覚えています。

また、日経の恩恵を受けやすくて上がっている株を素直に買えないのは、

  1. 自分で調べない
  2. 努力はしないが、儲かりたい気持ちだけは人一倍ある(仕手株へ)

という性格が影響していると思いました。

株で儲かる確率を上げる大型株との付き合い方

どんなに日経平均株価が上がろうとも、関係のない株ばかり買っていては意味がありません。

また、ちゃんと恩恵を受けられる株を保有しても利益確定を我慢できなければ大きくは儲かりません。

ただし、これは逆もまた然りです。

例えば大型株を保有した場合、地合いが悪化すればすぐさま含み損になりますよね。

そういった時期には、逆に地合いに左右されないような株をうまく売買して利益を得た方が良いでしょう。

要するに

  1. 地合いに勢いを感じる:大型株の比率を上げる
  2. 地合いに勢いを感じない:手控えるか影響が少ない株の比率を上げる

とやった方が良いと思います。

大型株の値動きは地合いに大きく左右されるので、その特性を理解してうまく活用してみてはいかがでしょうか。

それができれば株で儲かる確率もぐんと上がりますし、地合いの変化が楽しくなると思いますよ。

ポートフォリオ内の時価総額比率を変化させることを実践している方も多いと思うので、知らなかった方はぜひ考えてみてください。

ただし、うまく波に乗れた時に

  1. もっと儲かる確率の高い株はないかとガチャガチャしてしまう
  2. ちょっとでも利益が乗れば売ってしまう

とやるかどうかはあなたの性格次第です。

悪いことは言わないのであまり欲を出さず、適度に売買してみてはいかがでしょうか。

儲かる確率が高い性格は工夫次第で作り出せる

ここまで読んで、「なんだ自分は株で儲かりそうにないな」と感じた方もいるかもしれません。

安心してください。

別にあなたという人間の性格そのものを捻じ曲げなくとも、せめて株の売買をする時だけ意識すれば良い話です。

したがって、自分が意識したい点を

  1. デスクに付箋で貼りつけておく
  2. スマホの画面に表示しておく
  3. 売買する前に3回復唱する

など古典的かつ原始的かつシンプルで子供じみた対策を一定期間だけでも真面目にやれば大丈夫ですよ。

例えば、「その株本当に売って大丈夫?」とか「売買前の3点確認!」とか自分へのメッセージを送りましょう。

実際に私はトイレに自分だけがわかる暗号を貼ってましたし、その「トイレにわざわざ貼った」という記憶が売買の瞬間に色々と助けてくれました。

受験勉強などでもそうですが、対策をするための作業をしているうちに覚えてしまう流れと同じですね。

私の性格が変わっているだけかもしれませんが、「くだらないことでも真剣に取り組めばいつの間にか効果が出る」と考えています。

何度も犯してしまう売買の失敗や癖がある方は、ぜひ一度試してみて下さい。

ためしてガッテン精神です(?)。

まとめ

いかがでしたか?今回は株で儲かる確率が高いかどうかは性格次第だというお話をしました。

どんなに地合いが良かろうと儲からない人はいて、そこにはその人の性格が関係しています。

利益が出てもすぐ売ってしまったり、他人に言われるがまま売買してしまう人はその代表的な例でしょう。

特に儲かりたいという気持ちだけ強い人は空回りしやすいので注意が必要だと思います。

意識したいことは自分なりに工夫して習慣づけてあげることが効果的ですので、何かしら行動してみてはいかがでしょうか。

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