新値八手十手とは酒田五法で天底判断するための重要な枠組みのこと!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

酒田五法には「新値八手十手」という考え方があります。

これは「新値(最高値もしくは最安値)の更新も8回や10回がせいぜいで、そこまできたら一旦の調整局面だろう」という意味です。

この記事では新値八手十手を考える上で大事な

  1. 新値の数え方
  2. 日足と週足の違い
  3. ローソク足変化
  4. 実例チャート

について紹介しました。

新値八手十手は酒田五法を知らずとも関係する相場の心理ですので、ぜひご参考下さい。

新値八手十手とは酒田五法で天底判断するための枠組み

新値八手十手とは

  1. 最高値・最安値の更新回数を数えた時、8回や10回が目途となる
  2. その回数に達した場合はポジションの調整を行い、急落や急騰に備える

という酒田五法の教えです。

新値八手十手は一般的に図のような「急騰・急落局面」を想定しています。

これといった明確な押し目箇所、戻り売り箇所もなく新値更新していくような場面ですね。

図は9手まで新値更新した例で、人によっては1手の直前の陰線から数えるので10手の例でもあります。

株価の急騰や急落はいつまでも続くものではないので、このくらい更新が続いたら警戒しなさいというわけです。

なぜ「8回や10回」と幅を設けているかというと、

  1. 10回更新するとしても、そのうちの2回は見送って腹八分目で利食いするくらいがちょうど良い
  2. 頭と尻尾はくれてやれ精神で欲張ってはいけない

という考え方があるため。

もし新値八手十手を超えて十一手・・・といくようならば逆張り売りや逆張り買いを小ロットで仕掛けても良いとされています。

新値の数え方はひとつではない

新値八手十手でよく議論になるのは「新値の数え方」です。

例えば、単純な新値の数え方だけを考えた場合は

  1. ローソク足の高値・安値ベースで数える
  2. 終値ベースで数える

といった複数の考え方があります。

また、新値を数える始点を考えても・・・

  1. ボックス高値や直近の重要な高値・節目をブレイクした地点
  2. シンプルに新値更新が始まった地点

といった例があります。

これは個人の考え方が濃く反映される部分ですのでそれぞれの方法で数えれば良いでしょう。

新値八手十手では数え方も大事ですが、相場の過熱感を捉えるということも同じくらい大事です。

ただし、数え方は明確なルールがない限りは統一し、自分の良いように解釈しないことを忘れてはなりません。

また、数えることに夢中になるよりは

  1. 新値更新の過程に出るその他の酒田五法シグナル
  2. 材料や信用倍率など銘柄背景

にもしっかりと気を配るべきですね。

ちなみに、新値更新は必ずしも連続する必要はなく何日か間が空いても構いません

新値更新していない営業日を抜かして八手、十手と数えていきましょう。

日足と週足の新値八手十手の違い

日足と週足で数え方は変わりませんが、日足よりも週足の方が値動き転換が早い印象があります。

例えば週足で新値を八手目まで進めた場合、日足だと40営業日の上昇継続です。

これは2~3ヶ月という日柄的にも調整が意識されるスパンですよね。

酒田五法としても9週連続の陽線は警戒せよとされるので、週足で新値八手十手をカウントする場合は日足より早めの判断が必要でしょう。




新値八手十手と組み合わせたい酒田五法の例

新値八手十手は「このくらいまで新値更新したら過熱感がありますよ」という枠組み的な考えです。

したがってそれを裏付けるようなシグナルが欲しいと考えています。

新値八手十手は酒田五法なので個人的にはローソク足のシグナルで考えていますが、信頼しているテクニカル指標があるならそちらを併用しても良いですね。

新値八手十手と併用したいその他の酒田五法の例としては

  1. かぶせ線
  2. 三空
  3. トンカチやトウバなど長い上髭
  4. 三手放れ寄せ線

などがあります。

特に最初の3つは重複シグナルとして出やすいので覚えておきましょう。

発生箇所の目安としては

  1. 中腹:三空叩き込み・踏み上げ、長い上髭
  2. 天井圏:かぶせ線、長い上髭、三手放れ寄せ線

というイメージです。

例としては・・・

こんな感じ。

長めの上髭は中腹から天井にかけて複数回出るパターンもありますね。

<関連記事>

新値八手十手の実例チャート

では新値八手十手の実例チャートで理解を深めていきましょう。

こちらをご覧下さい。

これは安値で底練り期間を経たあと、一気に高値更新の流れになったチャートです。

チャートを見てわかるように

  1. 連日の陽線で値動きには勢いがある
  2. 買い圧力が強く、明確な押し目はない

という状況ですね。

私は新値更新を

  1. 高値ベース
  2. 上昇開始地点からカウント

という条件で行っているので、それにしたがって数えると・・・

合計で新値が十一手までついています。

新値八手十手の考え方からするとこれは売り仕掛けをしても良いほどの過熱感ですね。

ここはポジションを解消するか相当数まで減らす場面でしょう。

また、もしこのあとに弱さが垣間見れる酒田五法が重複してきた場合は、売り増ししたり完全な手仕舞いをする必要があります。

続きを見てみると・・・

  1. 十一手目の直後に赤枠部分のたすき線で大陰線
  2. 青枠部分で首吊り線
  3. 首吊り線直後の高値更新で長めの上髭(陰のトンカチ)
  4. 黄色枠部分で陽の陽はらみ(はらみ線は寄せ線で打ち止め濃厚)

という流れになりました。

これらは全て弱さを示すものですので、ここまでくれば完全な調整示唆となるでしょうね。

実際にその後は・・・

ダラダラと下げる展開に移行しています。

違う例をもうひとつ見てみましょう。こちらをご覧下さい。

このチャートは先ほどと同様に

  1. 高値ベースで数えると新値九手まできている
  2. 明確な押し目はなく過熱感あり

という状況です。

また、新値をつける過程では

  1. 中腹で連続上髭(黄枠部分)
  2. 八手目、九手目で大陽線が連続して過熱感を増す(青枠部分)

という点も気になるところですね。

特に爆発的な出来高で大陽線を引いた箇所では、上昇力を使い果たしてしまってはいないだろうか・・・と心配になります。

このような場面での大陽線は絶好の利食い場所となりやすく、翌営業日の寄り値や終値が非常に大事です。

また、実はこの時につけた高値の位置は・・・

このようにボックス帯の高値と同じ価格帯なんですね。

株価がここを目指していたとすれば、次は安値に向かう流れでもおかしくはありません。

この後の値動きは・・・

このように全戻しして、再び反発し始める流れになりました。

実例2チャートでお見せしたように、新値八手十手は

  1. あくまで枠組みであり、それを裏付けるためのシグナルを探していく
  2. チャート全体の流れを汲み取って、ある種のストーリーを考えていく

ということが重要だと感じます。




まとめ

いかがでしたか?今回は新値八手十手についてご紹介しました。

新値八手目だから、十手目だからこうなる・・・と盲信するのではなくチャートの局所的な変化や流れを考える事がポイントです。

それを意識すれば大きな武器となるでしょう。

新値八手十手を有効活用するためのその他の酒田五法については

でまとめていますのでご参考下さい。それではまた!

    

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