株の回転手法とは!?資金をぶん回して利益を何倍にも増やそう!

    

どうも、ひげづら(@higedura24)です。

Twitterで株関係のアカウントをフォローしていると、「今日は〇〇で何回転利益を取った!」なんてつぶやき見ませんか?

あれは一般に「株資金を同一銘柄で何回も出し入れするデイトレで利益を取った」という意味です。

これを「株の回転手法」と言います。

何回転とはどれだけ資金を出し入れしたかの回数を言い、タイミングが合えば3回も5回も利益を取ることも可能です。

デイトレが好きな人は、その日のターゲット銘柄で回転手法を駆使して利益を底上げしています。

この記事では

  1. 株の回転手法ってどうやれば良いの?
  2. 回転手法の注意点はどんなところ?
  3. デイトレはやらないんだけど、スイングでも使える手法なの?

こういった疑問が解決するように書きました。

株初心者さんにもなるべくわかりやすく解説しましたので、ぜひご参考ください。

    

株の回転手法とは

冒頭でお話した通り、株の回転手法とは

  1. 同一銘柄で自分の資金を何度も出し入れする手法
  2. 比較的短いスパンで行い、利益総額を底上げする

といったものです。

さや取りのような複数銘柄を使う場合はその限りではありませんが、一般的には同一銘柄だと思います。

主にデイトレで考える手法で、一日信用などを併用して行うことで資金効率良く利益の底上げが可能です。

ちなみに「回転」という概念は株トレードに限ったことではなく、FXや仮想通貨売買でも同様のことが言えます。

株の回転手法で大事なこと

株トレードで回転手法を行う際に大事なことは

  1. 明確なレジサポを見つけること
  2. しっかり待つこと

です。

レジサポとは

  1. レジスタンスライン:抵抗帯
  2. サポートライン:支持帯

の2つを指す言葉ですね。

抵抗帯は株価が跳ね返されて下がり始める部分で、サポートは逆に反発して上がり始める部分を言います。

要するに、

  1. レジスタンス:買いポジの利食いor空売り
  2. サポート:売りポジの利食いor新規買い

を行うわけです。

もしあなたが明確にレジサポを見つけられれば、それを利用して回転手法が取れるという流れになります。

デイトレの技術が高い方はレジサポでどんどんドテン売買をしていき、いわゆる「うねり取り」のようなことが可能です。

  1. サポートで上がり始める時に買う
  2. レジスタンスで下がり始める時に利食いと空売り
  3. またサポートにきたら空売りを利食い、再度買う
  4. これを繰り返す

というように同じ銘柄で資金をぶん回して利益を増やしていきます。

私は同じ銘柄で逆方向のポジションを取ることはあまりしませんが、理論的には可能で実際にやっている方もいらっしゃいますね。

ただ、ここで大事なのは「しっかりと待つこと」でしょう。

これはポジションを取る時も手仕舞う時にも言えることです。

引きつけてから瞬時に入ることも、反発をしっかりと見届けて手仕舞うことも中々難しいもの。

ですが、ここが効率よく資金を回転させるために大事な点だと思います。

回転は一方向だけでも有用

私の場合ではありますが、株の回転手法はうねりを取らなくても全然大丈夫でしょう。

理由としては、デイトレで回転手法を行うケースではその日の大局方向が決まっているからです。

例えば、ある銘柄に大きなポジティブサプライズが出たらその日は「買い」が大局ですよね。

しかし、材料が上方向でも実際の相場では

  1. 新しく買いたい人
  2. その上昇で売りたい人

が混在するケースが多いわけです。

したがって、寄らずのスト高にでもならない限りは少なからず押しが入ります。

そういった状況で回転手法を行うには

  1. まずサポートを見つける
  2. サポートにくるまで待つ
  3. サポートにきたら買って、上がったら売る
  4. またサポートまで待つ

とやらなければなりません。

もし上がった時に一緒に空売りを入れてしまうと、大局が上方向なので損切りになるリスクが高いです。

一定の高値をザラ場中に超えられないようなら良いかもしれませんが、高値更新しない保証はありません。

であれば、大局と合っているポジションを取ることだけを考えてトレードした方がリスクリターンが合っているのかなと思っています。

回転手法と株価推移

さてここで質問ですが、株トレードに限らず回転手法を行いやすいチャートとはどのようなものでしょうか?

私が考える回転手法に適したチャートとは「ボックス推移」です。

ボックス推移とは

  1. 一定の価格帯で株価が推移する
  2. 支持帯と抵抗帯があり、その付近で株価が逆方向に動き出す
  3. ボックス帯をブレイクするとまたその先で新たなボックス帯を形成する

といったチャートを言います。

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先ほどの例のように、ポジティブサプライズが出れば株価は上がります。

そういった場合に回転売買するには、株価が高値の先で同じ価格帯を何度も往復してもらわなければやりづらいです。

また、市場心理的にも

  1. ボックス推移の中で同じ安値にきた
  2. 高騰してから最初の安値に戻った

のでは全然違いますよね。

例えば、

上と下の値動きでは、安値に戻ったという状況は同じでも「値動きの強弱感」が全然違ってしまうわけです。

どちらかと言えば上のボックス推移の方が入りやすいと私は感じてしまいます。

株の回転手法ではなるべくこういった値動きを探して行うことがコツではないでしょうか。

株の回転手法とトレード時間軸

株の回転手法はデイでもスイングでも可能です。

ただし、あくまで私のイメージではありますがデイトレとスイングでは重視するものが違います。

デイトレの回転手法で重視すること

デイトレで回転手法を取る際に重視したいのは「板読み」です。

スイングでも実際に自分が考えるレジサポに差し掛かった時の板状況は見たいですが、デイならなおさらでしょう。

自分が500円をサポートだと考えていたとして、

  1. 499円になってもすぐ500円が買われる
  2. たまに501円まで買われたり、そこで499円や500円に買い支えが入る
  3. 500円の約定に勢いがある

といった底堅さが見られるかが注目点だと思います。

板読みはこうなったらこうと言えるものではないですが、イメージとして

  1. 底堅さ
  2. 安心感
  3. 拾われている感

があるかが大事かなと思います。売りはその逆。

スイングの回転手法で重視すること

スイングで重視したいのは「チャート」もっと言えば「ローソク足」です。

例えば・・・

こんなチャートであればデイでもスイングでも入りやすいですね(私は)。

ローソク足を見ていると安値も高値も読みやすくて、定期的に出たり入ったりできます。

出来高にもコントラストがしっかりついていて、どこが市場に重視されている価格かもなんとなく伝わってくるはず。

ローソク足はやはり酒田五法が基本で、そこに出来高分析を加えていくのがおすすめです。

スイング以上の時間軸では板が読めません。

したがって株の回転手法を行うなら、チャート上でレジサポがわかりやすいものを選ぶのがコツだと思います。

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回転売買の注意点

うまくいけば利益が何倍にも膨らむ回転手法ですが、注意点もあります。

それは「いつまでも同じレジサポが有効だとは限らない」ということです。

毎回必ず同じ価格で株価が抵抗や反発をしているからといって、それが未来永劫変わらないとは限りません。

中には本当に何か月も、場合によっては年単位で崩れないものもあります。

しかし、そこをいつブレイクするとも限らないので無理なポジションは禁物でしょう。

デイトレならスキャルピング気味に大きく入れても良いですが、ゆったりと流れに乗れることが一番です。

必ずロスカット水準は決めておき、もしそこに達しても大きな傷を負わないようにしてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?今回は株の回転手法についてお話しました。

回転売買ができると、より株トレードが楽しくなると思います。

難しいイメージや忙しいイメージがあるかもしれませんが、一番大事なのはテンポ良く入ることです。

レジサポがイメージできれば、値動きのテンポがわかると思います。

そういった意味では長く追っている銘柄の方が良いのかもしれません。

今回お話した内容をヒントに値動きを監視してみてはいかがでしょうか。

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