どうも、ひげづら(@higedura24)です。
「株なんて儲かるわけないだろ!」
こんなことを言われた方もいらっしゃると思います。
始める前に言われた方もいるでしょうし、株で実際に負けてから言われた方もいるでしょう。
儲からないと言った人が実際に株をやったのかはさておき、こっぴどく負けてから言われた方は「確かにな・・・」と感じてしまうことも多いと思います。
そういった方々に聞きたいのですが、本当に株は儲からないのでしょうか。
そもそも年代によっては投資に興味もなく、やったことがない方も多いですよね。
それに投資は楽して儲けているというイメージが強いようで、どちらかと言えば悪いイメージなのでしょう。
また、株で失敗した上で「儲からない」と言う方もいそうです。
株をやったことがない人の意見は論外なので、この記事では株で失敗した上で「儲かるわけない」と言う方について考えを述べてみました。
株を始めようと考えている方、続けるか悩んでいる方はぜひご参考下さい。
株なんて儲かるわけないだろと言われる理由
まずはこちらをご覧下さい。
これは日本の株式市場の推移を教えてくれる日経平均株価(上)と、アメリカの株式市場の推移を教えてくれるNYダウ(下)における約10年間の値動きです。
日本とアメリカ両方の株式市場は、長い時間をかけて高値更新していることがわかりますよね。
それなのに国内では株式投資をしている人の8割が損をしていると言われているわけです。
国内株式市場がこれだけの年月をかけて右肩上がりになっているのに、一体なぜでしょうか。
この理由には日本人の性格なのか、国民性なのか、いずれにせよ投資に対する考え方が影響していると思います。
株の基本は長期「投資」
株式市場がこれだけ上がってきても儲からない人が多い理由は、長期投資を行う姿勢がそもそもないからではないでしょうか。
株式市場が10年かけて上がっているのですから、この期間内に株を買って保有していた人は儲かっている可能性が高いです。
それなのに、長期保有をしようという人がそもそも少ない。
例えば、このブログは新着記事をTwitterでアップしてフォロワーさんの反応を分析しています。
すると面白いことに
- 短期投資系は反応度が高い
- 長期投資系は反応度が低い
という傾向がわかりました。
これは言い換えると個人投資家の長期投資姿勢が低いということだと思います。
私のフォロワーさんの傾向ではありますが、1万人近いフォロワーさんの傾向なのでそれなりの意味合いはあるのかなと。
ちなみに大手銀行が出している若年層の傾向には・・・
外部参照リンク:三菱UFJ信託銀行|若年層の投資行動
こんなものもあり、男性は短期目線が強いようですね。
ちなみに、知り合いに銘柄を教えてその銘柄が急騰しても
- 買っていなかった
- 買っていたけど少し利益が出たので売ってしまっていた
というパターンは本当に多いです。
同じ人に何回も銘柄を教えて、その度に持っておいた方が良いとアドバイスしても売ってしまうのだから不思議ですよね。
株は短期でやるものとしか思ってなくて、目先の利益が大好きなんだと思います。
ご気分を悪くされたら申し訳ないのですが、そういった方々は
- ちょっと上がれば微々たる利食い
- 大きく下がっても損切り
を繰り返すので大きめな値幅が出るタイミングがないんです。
これでは株で儲かるわけもなく、ただただお金を減らすだけですね。
基本的には株価が大きく下がったら買って、株式市場が平穏を取り戻したら少しずつ売りさばくことがセオリーでしょう。
また、その際には成長性・割安性・財務健全性などがある程度伴っている企業を選び、その企業が成長してくれることをある程度見越して買うのです。
この銘柄選びも慣れるまでは大変ですが、株式「投資」をやりたいのなら中長期の目線が最終的には必要だと思います。
短期売買を繰り返すことは「投機」と呼ばれる方向性で、技術が伴ってこないとキツい側面はあるでしょう。
その反面、デイトレは保有期間が短いので持ち越しリスクなどはありません。
短期売買でしか味わえない面白さもあるので、少額で経験を得ていくのも良いです。
ただし短期売買に憧れるあまり、それでしか利益を追求しないようでは株式投資をやっているとは言えません。
じっくりと保有する楽しさも少しずつ覚えた方が良いかと思います。
日本人は逆張りが好きで優柔不断
国内の株式市場でよく言われていることのひとつに、「日本人は逆張りが好き」というものがあります。
逆張りを簡単に言えば、「その株の値動きに逆らって買うこと」ですね。
例えば、この記事を書いている時期の日経平均株価は24000円という直近の高値圏にいます。
この株価位置はかなり高値ですから、もうそろそろ下がるだろうと考えている人も多いでしょう。
実際、日経平均株価が下がると利益が出るダブルインバースという銘柄を信用買いしている人がものすごく増えているというデータがあります。
外部参照リンク:日経新聞|ダブルインバース信用買い残
2019年末に向けて日経平均株価が上がり、それに伴って信用買い残がどんどん増えていることがわかります。
最終的に、12月6日には信用倍率(売り残との比率)が73倍を超えました。
これは日経平均株価がそろそろ下がると考えている人が多いからこそ起きている状況でしょうね。
日本人はこういった逆張り思考が好きで、実際に下がり始める前からどんどん逆張りする傾向が強いです。
株なんて儲かるわけないだろと述べている方々は、もしかして逆張りが好きなのではないでしょうか。
逆張りに成功すれば値動きの頭の部分を取れるので、それだけ利益は増えます。
しかし、リスク管理という意味では基本的に値動きの頭を確認してから速やかに順張りする方が良いです。
値動きのトレンドは一度始まればそれなりの期間で継続されるのが普通ですから、下手に早乗りしなくても良いと思いますよ。
その年における株の成績は市場のご機嫌次第という面もあるので、値動きに逆らい続けるよりは新しい値動きの始まりを捉える方が年間成績も上がる傾向にあるでしょう。
日本人は逆張り好きに加えて優柔不断です。
- どの株を買えば良いのかわからない
- 株価が下がったけど買って良いのか
- 株価が上がったけど売った方が良いのか
- この株はまだ持っていて大丈夫か
など迷いの中で株式売買を続けている方は多いですよね。
そんな状況で有名人に「この株はすごい!この株は絶対に上がる!」と言われたらついつい買ってしまうかと思います。
これは「他人の言うことを信じて売買をする」という傾向で、いわゆるイナゴ買いという手法です。
イナゴ買いはちゃんと自分の価値観を持っている人であれば良いのですが、基準がない方が実践しても儲かるわけないでしょうね。
ちなみに人づての意見に耳を傾けやすいのは男性より女性だというデータもあります。
男女問わず他人の言うことばかり聞いて売買するようであれば、まずはその性格から見直した方が良いかもしれません。
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株で儲かるためには
株なんて儲かるわけないだろと言う方は
- 短期売買で失敗して
- 逆張りが好きで
- 優柔不断で
- 他人の意見で売買をする
といった特徴があると思います。
株で儲かるためにはこの逆を行く必要があって、
- 中長期目線もある程度持って売買をする
- 上昇値動きが始まり出した時期を狙う
- 自分なりの基準を持って売買する
といった考え方を持ちたいところですね。
ただし、それぞれの要素には
- 中長期目線と言っても何を重視するのか
- 上昇初期を判断するポイントはどこか
- 自分が重要だと感じる点は何か
といったことを勉強していく必要があるでしょう。
ここが株の醍醐味であり、それぞれの個性を存分に出せる所ではないでしょうか。
例えば成長性を重視して、狙う時価総額に基準を設ける人もいるでしょう。
なるべく投下資本が小さい業種を狙う人もいれば、投下資本が大きくても内需的で未来永劫なくならない業種を好む人もいます。
株価が長期線より下でも買う人や、完全な上昇トレンドになるまで買わない人もいるわけです。
株式投資の良い所は最終的に利益が得られれば、どんなルートでも正解となることですよね。
他人任せの末に儲からないなんて言っているよりかは、自分がこれだと思った企業にじっくりと時間をかけて投資してみてはいかがでしょうか。
その結果として儲かれば喜びも大きく、損をしても大きな経験値が残ります。
試行錯誤して得た経験値を蓄積すれば、遅かれ早かれ儲かるようになるはずです。
儲かっていても言わない日本人
この記事を書いていて思ったのですが、私を含めて日本人は「投資で儲かっています」と現実世界で言わない気がします。
Twitterでは自慢げにスクショをアップするのに、なぜリアルな世界で言わないのでしょうか。
悪い人に狙われるからなど色々な理由があるでしょうが、もっと本質的な話で言えば「嫉妬」や「嫉み」が怖いからだと思います。
例えば自分が1億円持っていたとして、それを職場で言ったらどうなるでしょうか?
中には嫌がらせをしてきたり、嫌みを言ってくる人もいるかもしれません。
理不尽な理由でつらく当たられたら悲しいですし、他人の幸せを素直に喜べない風潮に出くわしたことも実際にあります。
また、投資で儲けたという所がミソで、日本では投資で増やす風習はないので余計に冷たい目で見てくる可能性はあるでしょう。
思うのですが、株や投資で儲けたければ「そんなの儲かるわけない!悪いことで楽して儲けたに違いない!」というよりは
- 成功者の考え方を学ぶ
- 真似するのではなく参考にする
- 自分のスタイルに反映させて活力にする
といった方が正しいマインドではないでしょうか。
実際に株で儲けるにはそれなりの期間をかけて考え抜くことが必要だと私は思いますし、そこに成功者のメソッドを取り込むことは悪いことではありません。
嫉妬心は成長の邪魔になることが多いので、ポジティブな感情を持つように心がけた方が良いのかなと思います。
まとめ
いかがでしたか?今回は株なんて儲かるわけないという方々の特徴について意見を述べました。
大手銀行が出しているデータとしても、短期的で他人任せな売買をしている若年層も多そうです。
そうではなく、ぜひ中長期目線も持ちながら自分なりのスタイルを形成する楽しさを覚えていただきたいと思います。
私も年を重ねるごとに改良点ややりたいことが増えている状況です。
正解もなければ終わりもないので、ぜひ楽しみながらじっくりと株式投資に取り組んでいきたいと考えています。
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