どうも、ひげづら(@higedura24)です。
個人投資家が株式投資をやる上で重要なのは「順張り目線」ですよね。
トレンド転換を起こせるのは機関投資家が持つ大きな資金力ですし、それにコバンザメのようについていくことは重要なことでしょう。
聞こえが悪いかもしれませんが、流れに沿って資金を入れていくことは効率が良いと思います。
ただ、株初心者さんだと
- いったいどんな株を上昇トレンドと呼んで良いのか
- 上昇トレンドをどう探せば良いのか
- 探した株を買うかどう見分けるのか
がいまいちわからないことでしょう。
そこでこの記事ではこれらの疑問が少しでも解決するように、コツを書きました。
もし上昇トレンドの株を買うなら、こんなことに気をつけてみてはいかがでしょうか。
上昇トレンドを描く株の探し方とは
最初に、簡単ではありますが「上昇トレンド銘柄の探し方」をお伝えします。
といってもこれは誰でもできるような方法で、単純に証券会社のスクリーニング機能を使うだけです。
私が愛用しているのは
- 楽天証券
- 松井証券
のスクリーニング機能で上昇トレンド銘柄を探す方法です。
他の証券会社も使っていますが、基本的にはこの2つで狙い目な株が見つかるかと思います。
楽天証券と松井証券にはチャート形状スクリーニング機能があり・・・
例えばこんな感じで25パターンものチャート形状をワンクリックで洗い出すことが可能です。
その中には赤枠で囲ったような上昇トレンドを示すチャートパターンが用意されていますので、どれでも好みのチャートパターンを選択すればOKです。
使い方もカンタンで、スマホアプリやオンラインページでログインすれば使えますよ。
また、
- 楽天証券:PERなどのファンダ指標、時価総額やその他テクニカル指標の追加条件可能
- 松井証券:通常のセクター分けとは別物のオリジナル業種で絞り込み可能
といった役割分担があります。
したがって、例えば楽天証券なら「上昇トレンドなだけでなくPERに過熱感もなく、企業としての収益力や、財務健全性を併せ持つ企業」を探すことが可能です。
松井証券であれば「住宅関連かつ分譲主体のもの」、「産業機械のエレベーター関連」などスクリーニング機能に細かな業種分けを組み合わせることが可能となります。
私が楽天証券と松井証券を活用するのは、こういった上昇トレンドの株をチャート形状で探しながら追加条件で好みの銘柄を絞り込むことができるためです。
無料口座開設さえすれば誰でも使えるので、ぜひご活用下さいね♪
上昇トレンドを描く株の見分け方とコツとは
上記の探し方で上昇トレンドを描く株を見つけても、全てが好ましい銘柄かはわかりません。
探した株を売買しても良いか見分けるコツとしては
- 週足や月足で長期的なトレンドを判断する
- 値動きの過熱感を判断する
の2つがあります。
週足や月足で長期上昇トレンドを見抜く
以前書いた記事でも同じことを述べているのですが、日足だけでなく週足や月足といった長期的なトレンドまで確認することで安心感が上がります。
これは「自分のトレード時間軸にあった期間を切り取ってくる」という意味合いがあって、場合によっては必要ないです。
例えば、あなたが6ヶ月という日柄を意識してトレードする人だったとしましょう。
その場合、トレード期間的に日足だけでなく週足の状況も大きく影響しますよね。
したがって日足だけでなく週足のトレンドも見る探し方をとる必要があるわけです。
週足にも上昇トレンドが伝わっていて、日足も上昇トレンドを継続しているタイミングが切り取ってくる期間としては好ましいでしょう。
ただし、週足まで上昇トレンドになっているケースでは・・・
こんな感じで日足の株価位置も高くなっていきます。
理想的には
- 日足が上昇トレンドを継続
- 段々と週足にトレンドが伝わる
- 週足がトレンド転換し始める、日足上昇初期に近い位置でイン
が最適ですが、難易度は少し上がります。
株初心者の場合、週足も日足も上昇トレンドの時に入って、少し早めに利益確定しちゃったな・・・くらいがちょうど良いのかもしれません。
そこから段々とチャンネルを前倒しで合わせていけば良いと思います。
一方で、あなたがデイトレや数日のスイングを目的とするなら週足トレンドが下降トレンドでも、トレード期間内に日足が上がればそれで良いですよね。
長期トレンドという観点では「週足まで上昇トレンドが伝わっていた方が上がる期待値も、上げ幅も出やすい」のは確かでしょう。
しかし短期的なトレードなら
- 日足が急騰し始めている銘柄を探す方法
- 動意付いている銘柄の押し目を狙う目線
の方が効率は良いと思います。
短期的な値幅という意味では、大型株より新興株の方が適している可能性もあるわけですね。
このように「トレード期間によって株価のトレンドがどこまで伝わっているかを見分ける」というのはひとつのコツではないでしょうか。
ちなみに「長期トレンドも短期トレンドも上昇だと高値掴みになりやすい」というデメリットへの対策としては
- 長期:上昇トレンド
- 短期:下降トレンドの下げ止まり
の時期を狙う方法がありますね。
長期的な上昇トレンドの中で見せる、日足の下降トレンド(押し目)を狙う考え方です。
この場合は、
- カタリスト(株価上昇要因や根拠)
- 業績予想
- 業績の進捗
- セクターの雰囲気
- 日経平均やマザーズ指数などの状況
- 時価総額
などを考慮しながら、長めのスパンで戻りを狙えそうな銘柄を探す方法になってきます。
調整局面から高値更新を狙えるかが大きなポイントですので、銘柄背景により気を配ることが必要でしょう。
例えば「業績が良いのに下げている銘柄」は多いわけではないがちらほらありますよね。
- 一相場が終わって一服している
- 材料不足で人気薄になっている
のかはわかりませんが、2019年時点で記憶に新しいのはSHIFTやディップなどがそうだったかと思います。
SHIFTの日足を見てみると・・・
こんな感じで狙える所はありましたし、ディップであれば・・・
こんな感じで調整から大きく戻せているのが印象的です。
ディップはTwitterでもつぶやいている銘柄ですね。
2379 ディップ
4月中盤から後半にかけての出来高急増かつ上髭下髭で値幅決めてる。これはベースの価格帯になってたはず。そこから5月にかけて陽線増やして、出来高少なく4月上髭をブレイク。長いこと下げてたわけだから売り物も少なく、今回の決算に向けて上げるのは考察できたよね。 pic.twitter.com/YeXzLoyJ7o— ひげづら👉固定ツイ参照 (@higedura24) July 13, 2019
長期上昇トレンドからの調整を狙うなら、こんなチャート展開を探す方が良いのではないでしょうか。
移動平均線乖離率に注目する
高値掴みを避けるという観点では「移動平均乖離率」はわかりやすい指標です。
ある有名なトレーダーの方も愛用していると有名で、使い方次第では大きな武器となります。
例えば、移動平均乖離率が大きく上昇した局面では「過熱感」が急落の原因となるでしょう。
銘柄ごとに過去の値動きを見て、移動平均乖離率の
- どれくらいの設定値が最適か
- どれくらいのラインが危険域か
を確認すると、相対的な高値掴みを避けることができると言われています。
大きく急騰している銘柄を短期目線で探す場合に活用すると良いでしょう。
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まとめ
いかがでしたか?今回は株価が上昇トレンドを描く銘柄の探し方と、それらをどう見分けていくかのコツをお伝えしました。
長めのトレンドを見ながら、どこを切り取ってトレードするかが大きなポイントです。
また、そこに株の過熱感やテクニカル以外の要素を組み合わせて絞り込んでいきましょう。
大きなコツを意識しつつ、チャート形状スクリーニングを併用すれば効率が良いですね!
楽天証券や松井証券それぞれに強みがあり、無料口座開設さえすればどなたでも活用できるのでぜひお試し下さい♪
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